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館長の部屋


6月(水無月・みなづき)です。


 

「水無月」の“無”は“の”にあたる連帯助詞なので、「水無月」は“水の月”ということになります。田植えが済み、田に水を張る必要があることから、“水の月”すなわち「水無月」になりました。

⦿6月の別名
健未月(けんびつき)・風待月(かぜまちつき)・常夏月(とこなつづき)
季月(きつき)・鳴神月(なるかみつき)・旦月(たんげつ)


6月の色




群青色(ぐんじょういろ)
吸い込まれそうな深みと透明感が魅力の美しい青色です。藍銅鉱(らんどうこう)という石を砕いて作られる岩絵具の色です。


 5月の連休が終わったかと思うと、あっという間に6月になりました。毎年高温化してきていますが、今年の6月の気温はどうなるでしょうか。

次は、恒例の6月の行事です。

⦿6月1日(日) 衣替え
●平安時代の宮中で始まった習慣で、衣服を夏服に替える日。でも、最近は暑くなる日が多くて、早めに夏服を出していますがねえ。

 

⦿6月21日(土) 夏至
●1年で、昼間が最も長く、夜が最も短い日。



次は、6月といえばのランキングです。

◎ 全般

〇第1位 「梅雨」

●今年は梅雨入りが早くて、沖縄や九州南部はもう「梅雨入り」されていますが、鹿野の梅雨入りはいつになるでしょうか。


〇第2位 「あじさい」
●梅雨の時季には欠かせない花で、ぼんぼりのような形が可愛らしいですよね。赤、紫、青といった色は、土の酸度で決まるそうです。


〇第3位 「ジューンブライド」
●「6月の結婚」「6月の花嫁」を意味する言葉です。「6月に結婚すると、一生幸せな結婚生活を送れる」というジンクスからきているそうです。


第4位「かさ」 第5位「祝日がない」 第6位「ボーナス支給日」でした。

今月も、鹿野地区の「人」「もの」「こと」を紹介しようと思います。

⦿ 「人」(含:団体)

●【 鹿野すげ笠を守る会 】


 
⦿昔から地域で使用されていた鹿野すげ傘の、保存伝承に係る活動をしています。最近では、鹿野学園の8年生と「すげ傘づくり」の活動をしています。

●【 ぷらっとガイドの会 】


⦿ガイドエリアである城下町の歴史・文化・まちづくりなどの説明を、観光客の皆さまと一緒に楽しみながら、「気楽に気軽に気持ちよく」をモットーにガイドしている団体です。
⦿設立は、平成15年に鹿野町が観光ボランティアの募集をしたことがきっかけです。連絡先は、鹿野往来交流館「童里夢」です。

●【 あかり本願衆 】




⦿メンバーの一人一人の持つ「あかり」(パッション)を結集し、鹿野を少しでも照らしていこうと総勢38名で立ち上げました。
⦿鹿野を盛り上げるイベント・イベントへの出店・亀井太鼓など鹿野の伝統を守り伝えていくための事業・桜まつりでのアート事業・造形によるアートづくりなどを行っている。
⦿鹿野学園の4年生との「造形によるアートづくり」の授業をし、桜まつりで展示している。

⦿ 「もの」(含:場所)

●【 屋号瓦 】

 
⦿家々の軒下には「屋号」が書かれた瓦が置かれています。約160軒の屋号には職業や出身地を表すものがあり、鹿野の歴史をうかがい知ることができます。
⦿職業を意味する「鍛冶屋」「豆腐屋」「塩屋」、出身地を表す「北海道屋」「重高屋」、本家分家を示す「本油屋」「分井筒屋」などです。平成16年ごろから制作されました。

●【 相撲取り塚 】


⦿昔は、相撲で名を挙げた力士の出身村が、その力士の力にあやかり、村を災いなどから守ってもらおうとこのような塚を村の入口にたてる習慣がありました。
⦿鹿野には大工町西側に「二つ龍庄八」の塚が、そして、紺屋町の東側の二か所にあります。

●【 かざぐるま 】

 
⦿鹿野城下町を彩る「かざぐるま」は、一つ一つ手づくりです。岡田良平さん・みどりさんの指導をうけた「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」のメンバーが制作・取り付けをしています。それぞれには、川柳がついていて読みながらの散策もなかなかいいものです。

⦿ 「こと」(含:団体)

●【 週末だけのまちのみせ 】



⦿昨年度のチラシです。


⦿「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」が、鳥の劇場の「鳥の演劇祭」に合わせて実施しています。「演劇祭」を中心に賑わう鹿野地区の「空き家」を中心に、《いまだけ・ここだけの店》が開店します。毎年、たくさんのお客さんが来られます。

●【 蓮ウォーク・蓮フェスタ 】


⦿城下町の町並みを残す鹿野は、蓮の花を使った「まちおこし」に取り組んでいます。「四季薫るまち鹿野」を目標に、夏に咲く花「蓮」を鳥大の教授から190種をいただき、地元住民がそれぞれの軒先で栽培しています。また、休耕田を活用して「蓮」を植え付け、楽しめるスポットとしています。
⦿
【蓮ウォーク】
・鹿野町の夏を彩る花“蓮”をテーマにしたまち歩きイベント、満開の蓮を見ながらのんびりと地元の《ぷらっとガイドの会》の案内を聞きながら、鹿野を満喫することができます。
⦿【蓮フェスタ】
・“蓮”や西いなばの特産品が勢ぞろいします。地元の美味しい食事やお菓子、手づくりの品などが並ぶ、見て・食べて・買って楽しめるイベントです。

●【 鹿野学園「表鷲科」 】 


⦿義務教育学校「鹿野学園」では、独自教科として「表鷲科」を実施しています。
 ◎教科のねらい…様々な表現・体験活動(表現ワークショップなど)や鹿野地域
            に関わる伝統や文化を学ぶことを通して、地域を愛する子ど
            もを育てるとともに、未来を生きぬくための学びを支える力を
養う。                    
⦿各ブロックの終わりに、集大成としての発表会を行います。
【雛鷲の立初め式】…初等ブロック(1・2年生)「自分を知り・自分を話す」
【若鷲の立志式】…中等ブロック(3・4・5年生)「将来の夢を語る」
【表鷲の巣立ち式】…高等ブロック(6・7・8・9年生)「かくありたしの像」の
決意表明         

いよいよ6月です。6月といえば「梅雨入り」です。米の値段が話題になる昨今ですが、「田んぼ」では田植えも終わり、秋の収穫に向けて育ち始めています。

令和7年5月30日(金)