過去の館長の部屋はこちら

館長の部屋


5月(皐月・さつき)です


 

早苗を植える時期「早苗月(さなえづき)」を略したもの。
耕作を意味する古語の「サ」が元になっているという節もあります。
《皐月》の“皐”には「神に捧げる稲」という意味があります。

⦿4月の別名
菖蒲月(あやめづき)・薫風(くんぷう)・早月(さつき)・雨月(うげつ)
橘月(たちばなづき)・早苗月(さなえづき)

●5月の色





●苗色(なえいろ)
少し黒みを帯びた明るい黄緑色は、稲の苗の色を表しています。時代によって、色名が微妙に変化しながら現在にまで伝わりました。


  今年の桜は長持ちし、入学式でもまだ咲いていました。さて、令和7年度が始まり早いもので一か月が過ぎようとしています。4月の出来事の中で、なんといっても記憶に残っているのが青谷町が全国第3位の気温《29.9℃》を記録したことです。今年の夏は暑くなるのでしょうか。
 さて、5月が始まります。子ども達は、10連休になりそうです。連休明けがちょっと心配ですね。

次は、恒例の5月の行事です。

⦿5月3日(土) 憲法記念日
●日本国憲法の施行を記念し、国の成長を記する日。


⦿5月4日(日) みどりの日
●自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日。


⦿5月5日(月) こどもの日
●子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに母に感謝する日。


次は、5月といえばのランキングです。

◎ 全般

〇第1位 「ゴールデンウィーク」

●新年度が始まり1か月、ちょっぴり新しい環境に疲れているころにやってくる嬉しい連休。出かけて心身ともにリフレッシュするのもよし、家庭でゆっくり過ごすのもよし、みなさんはどうされますか。ちなみに、鹿野学園の子ども達は、「やってみようデー」もあり、27日から10連休になります。


〇第2位 「鯉のぼり」
●《屋根より高いこいのぼり、大きいまごいは……。》の歌がありますが、時代の変化もあり、屋根より高い鯉のぼりはなかなか見かけなくなりましたねえ。最近よく見かけるようになったのは、鯉の滝のぼり風に地域や施設であげている鯉のぼりです。
 

〇第3位 「かつお」
●春の名物初ガツオは、脂の乗りが少なくさっぱりと食べられるヘルシー食です。口の中を5月の爽やかな風が吹き抜けるように、やや酸味を感じる淡白な味わいが通り過ぎていきますよ。


第4位「母の日」 第5位「こどもの日」 第6位「いちご」でした。


今月も、鹿野地区の「人」「もの」「こと」を紹介しようと思います。

⦿ 「人」(含:団体)

●【 いんしゅう鹿野まちづくり協議会 】





⦿すべての住民が住んで誇りに思えるまちづくり、心が通う人づくりを行うことを基本理念としている。

●【 鹿野ふるさとミュージカル 】




⦿前身の「鹿野町民音楽祭」を立ち上げたのが昭和57年。その後5回の公演をし、昭和62年に「鹿野ふるさとミュージカル」として第1回公演「さくら姫物語」をした。その後公演を重ね、昨年第38回を迎えた。

●【 心のふるさとづくり委員会 】


⦿平成17年に「四季薫るまち鹿野」をコンセプトに鹿野地区の美観形成を行おうと設立した。総合支所前の休耕田に菜の花・そば・コスモス・蓮などを植栽してきた。その後、鳥大の教授よりいただいた「世界の蓮の苗190種」の管理・株わけを行い、住民に株分けした蓮を鑑賞する「蓮ウォーク」を実施するなど、鹿野のまちづくりに貢献している。

⦿ 「もの」(含:場所)

●【 牛つなぎ石・馬つなぎ石 】

 
⦿城下町の中央を鹿野往来が通っています。鹿野祭りの屋台が通るメイン通りに、今も7か所残っています。藩政時代に設置され、当時、因幡・伯耆の中心地で、交通・商業の要衝の地であった。この石は、年貢米などの運搬のため、近郷から集まってきた牛や馬をつないでおくために使われたようである。

●【 足元行燈 】
 
⦿城下町の要所要所には、石で作られた足元行燈がある。それぞれには、設置されている町紋(鹿野まつりの紋章)が刻まれている。平成8年開始の「まちなみ整備事業」に伴って製作され、それまで設置されていた、上町の間伐材を利用した木製の「手づくり行燈」を参考にした。


⦿上町の「手づくり行燈」

●【 京風千本格子 】
 
⦿鹿野の木工技術は、応仁の乱(1460年代)に京都山城地区から宮大工が戦乱を避けるために鹿野町に来たことがきっかけになったと伝えられたいる。現在も残っている古い建物は、江戸時代から明治時代のものがほとんどです。構造は釘を使用しない「木組み」で建てられている。

⦿ 「こと」(含:団体)

●【 いんしゅう鹿野盆踊り 】



 

⦿1997年、ボランティアグループ《セクション童里夢(ドリーム)》のメンバーの呼びかけで集まった元PTA仲間の女性たちを中心に実行委員会を立ち上げて始まりました。実行委員会の共通の思いは、【子ども達に自分の町を好きになってほしい。町に誇りを持ってほしい。】ということでした。そのためには、この町で楽しい思いをたくさんさせることが大切と考え、その一つの手段として盆踊りに取り組むようにした。
⦿踊りの曲は、伝統的な「鹿野さんこ」や「河内はねそ」に加え、新しい曲「方生の舞」を加えた。2000年からは、夕暮れの城下町地区を舞台に踊り、最後は河川敷会場で一斉踊りをしていた。今は踊り子の高齢化もあり、第20回を最後に、「次なる動き」が出るまで無期休憩になっている。

●【 鳥の演劇祭 】
2006年1月、演出家・中島諒人を中心に設立した【鳥の劇場】です。劇団の運営する劇場として、「創る」「招く」「いっしょにやる」「試みる」「考える」「成長の支援」の6本柱で年間プログラムを構成している。




⦿毎年秋に開催している「国際演劇祭」です。国内外の優れた舞台作品を多数招聘し、3週末に渡って上演します。上記は、昨年度の17回の様子です。今年度で18回を迎えます。

●【 週末だけのまちのみせ 】 


 

⦿「いんしゅう鹿野まちづくり協議会」が、鳥の劇場の「鳥の演劇祭」に合わせて実施している。「演劇祭」を中心に賑わう鹿野地区の「空き家」を中心に、【いまだけ】【ここだけ】の店開店です。

雑学クイズは、しばらくお休みします。

いよいよ5月です。気候もよくなり活動的になります。有意義な月になりますように祈っています。

令和7年5月1日(木)