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つどう まなぶ むすぶ 鳥取市立賀露地区公民館

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賀露文化の語り部 〜 賀露を愛した英傑たち 網尾一男 〜

賀露の代表的な民謡は「ホーエンヤ節(貝殻節)」です。賀露のお祭りや運動会などで流れる貝殻節は浜沢長三郎のアレンジによるもので、力強い歌声や囃子、追分「嫁入り唄の松坂節」の挿入などにより芸術性が高められています。

網尾一男が唄う貝殻節も、記録が残っています。浜沢長三郎のような独特の個性はありませんが、その唄には、厳しい貝殻漁を経験した漁師だからこそ滲み出る無垢な素朴さと哀愁が感じられます。

昭和59(1984)年、一男は、賀露に伝わるはねそ踊り、舟曳唄、貝殻節などを正しく保存していこうと有志と共に賀露町伝承芸能保存会を結成しました。会員の高齢化や時代感覚とのギャップにより活動は思うように進みませんでしたが、一男は、昔から伝わる貝殻節を大切に唄い続けました。鳥取大学教育学部研究報告「貝殻節考」には、一男の唄や聞き取り調査の結果から、労働歌としての賀露の貝殻節の魅力を高く評しています。

一方、はねそ踊りや舟曳唄は録音や映像記録が残るのみで、今日、伝承される場面はほとんど見られません。今後も、これらの唄や踊りの復刻は、きわめて困難であると考えられます。 一男が残した 映像記録は、貴重な歴史資料となりました。

一男の文化伝承活動は、踊りや唄だけではありませんでした。「賀露に残る方言を若いモンに残したい」と、6年間かけて約600語の方言を収録しました(かろ便り2025年5月号に掲載)。平成13(2001)年に賀露地区公民館が収録した「昔の思い出」には、民話や伝説、漁師の経験談、お祭りの思い出など、昔の賀露を知る貴重な記録を寄稿しています。

昭和56年10月、「貝殻節とそれにまつわる実話」と題した湖東中学校での講演の肉声が残っています。辛い労働を唄った貝殻節や舟曳唄を引き合いに出して「どんな仕事でも最初は辛いけれど、それを耐えることにより仕事に対する熱意や興味が湧くものだ」と生徒に語り掛けています。

賀露の過去の文化の多くは、消えゆく運命にあります。一男が語り継ごうとした賀露の文化は、未来を担う子どもたちへのエールだったのかもしれません。


             
                 イタヤ貝漁の思い出を話す網尾一男さん
                当時87歳 (NHKビデオライブラリーより)



  
 





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