|
|
最近私達は、コミュニティという言葉を何気なく使っていますが、どのような意味でしょう。
コミュニティという言葉は、外来語であるためピッタリとした日本語の訳語がなく、一般的には「地域社会」とか「近隣社会」などと訳されています。
しかし、ただ単にそこに街があり、村があり、地域社会があり、人びとが住んでいるというだけではコミュニティとは言えません。コミュニティとは、「自分達の住んでいる地域の人たちが、温かい心と心のふれあいで、お互いに理解しあい、連帯意識を持って、快適で安らぎと潤いのある地域社会を創っていこうとする場」であると言われています。
豊かで住みよいまちづくりは、道路とか建物などを立派にするだけでなく、人とひととのふれあいや、助け合いのある場となることが必要です。
私達は、もともと自分ひとりでは生きていくことができません。地域の中で共通した問題は、みんなで力を合わせて解決していかなければ個人の生活はもとより、地域全体の生活も良くなりません。コミュニティづくりの目標は、まさにここにあるわけで、相互扶助や地域連帯の気運を創り出すことなのです。
したがって、コミュニティづくりは、まず地域の人たちがお互いに話し合い、交流していくことから始まります。コミュニティ活動とは、自分達の地域社会を、快適な住みよいものにしていこうとする共同活動のことです。
大切なことは、自主的かつ自発的に行われなければならないということです。
行政は、地域住民が創り上げていくコミュニティ活動を促進し、助成・協力する役割をもっています。 |
|
|