まちづくり協議会

地域コミュニティ計画 『美保まちづくり計画』
 策定時期 平成 21 年 11 月 26 日
 支援宣言 平成 21 年 12 月 24 日
 目 標 ふれあい豊かな住みよい美保

地域の課題

高齢化率の上昇と高齢者就業率の高まりによって、自治会をはじめとして各種団体の後継者選びが難しい状況となっています。特に町内会役員は会長以下1年任期の輪番制となっている町内会がほとんどで、今まで積み上げてきた町内会活動のノウハウの継承が十全に行えないなど、長期的な視点での自治活動が難しい状況にあります。また、地区内のマンション等集合住宅が増えるに従い、町内会への加入率が低下しており、各種の取り組みに支障が生じつつあります。

主な活動内容
事業①「防災のまちづくり」の取り組み
本地区は、千代川、大路川、山白川、新袋川等の河川に囲まれ、水害リスクの高い地域です。そのため、地域の活動の最重要課題は「防災」となっています。平成26年度には、鳥取市と災害時の協定を結んでいる徳島市応神コミュニティ協議会を訪問し、防災の視点から研修しました。翌平成27年度には美保地区の防災マップ(「大雨に備えて」)を作成し、全戸に配布して防災意識の涵養に役立てました。その結果、防災マップを活用した町内会の防災訓練が活発になってきました。最近では避難スィッチに取り組む町内会もあります。水害リスクの高い地域特性に対する住民の意識格差があり、それをどう埋めていくかが今後の課題と言えます。

事業②「健康寿命を延ばす」取り組み
健康や長寿への取り組みは地域社会の持続性の点でも重要な課題だと考えています。認知症予防や寝たきりにならない生活を創造するために、啓発活動に取り組むとともに、e-スポーツを取り入れたクラブ・サークルの活動や異世代間交流活動に取り組むことにしています。

今後の計画
これまで実施してきた地区の大きな行事がマンネリ化しないよう、内容の充実を図りながら「美保まちづくり計画」に掲げる「ふれあい豊かな美保」の実現に取り組むこととしています。今後は、地域の地形的な特性を考慮して、水害や地震を想定した訓練に力を入れたいと考えています。特に、公民館活動とも連携しながら災害図上訓練を行い、地域住民の防災意識の高揚を図りたいと考えています。また、鳥取市民体育館がリニューアルされ、水害時の避難所となることが予想されますので、地区をあげての避難訓練を計画しています。今後さらに、「地域づくりは人づくり」の視点から人材養成にも努めながら誰もが安全で安心して暮らせるまちづくりに取り組んでいきたいと考えています。