館長の部屋
8月(葉月・はづき)です。

葉が紅葉して落ちる月「葉落(はおち)月」から「葉月」となったといわれています。旧暦では、8月は秋になります。
⦿8月の別名
萩月(はぎづき)・秋風月(あきかぜづき)・月見月(つきみづき)
木染月(こぞめづき)・雁来月(かりきづき)・草津月(くさつづき)
●8月の色


●蒼黒(そうこく)
濃く深い青緑色です。青よりも緑の方が強く色が出ています。暗闇を形容する言葉として「蒼黒(あおぐろ)い」という表現がたびたび文学作品に用いられてきました。落ち着きのある緑色が日が落ちる少し前の山並みを思わせます。
6月27日(金)には梅雨明けしてから、大した雨も降らず水不足が現実のことになりそうです。今年の夏は我が家に二つの不思議があります。
◎一つ目は、セミが鳴かないことです。毎年、梅雨明けと同時に一斉に鳴きはじめるのに、我が家では一向に鳴きません。

↓
※セミの声が少ない理由として、異常気象による羽化の失敗や、気温の上昇による活動の鈍化が考えられるそうです。
◎二つ目は、公民館に植えている「朝顔」のつるに、「花芽」がつくのとつかないのがあるということです。

※みなさんの家はいかがですか。
次は、恒例の8月の行事です。
⦿8月7日(木) 立秋
●大暑から数えて15日目のころ。朝夕が涼しくなり、秋の気配が建つころ。今年は、どうなるでしょうかねえ。

⦿8月11日(月) 山の日
●山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。

次は、8月といえばのランキングです。
◎ 全般
〇第1位 「お盆」
●お盆の時期は地域によって差がありますが、一般的には毎年8月13日~16日ですね。この期間に帰省をする人やお墓参りをする人が多くなります。

〇第2位 「夏休み」
●学生や子ども達にとっての最大級の長期連休は、夏休みですね。公民館でも、子ども達を対象にいろいろなイベントを計画しています。

〇第3位 「花火大会」
●子どもから大人まで楽しめる夏のイベントのひとつですね。鳥取しゃんしゃん祭 第72回 市民納涼花火大会は、8月15日(金)に開催されます。

第4位「高校野球」 第5「夏まつり」 第6位「海・海水浴」でした。
今月も、鹿野地区の「人」「もの」「こと」を紹介しようと思います。
⦿ 「人」(含:団体)
●【 鹿の名画座 】
◎「高齢者の方に楽しみを提供したい。」「10~30代の若者たちに《やらされた》ではなく《やりたいこと》の実現に関わらせたい。」との思いから、今の高齢者の方々の年代に流行した「名画の上映会」をすることにより、集うことの喜びや、やりたいことを実現する喜びをみんなに味わってもらいたくて上映会をしています。
◎代表 谷 口 一 真 さん 設立 2015年


●令和7年3月16日(日)上映 【パウ・パトロール】 【ローマの休日】


●上映中
●【 学校応援団 】
⦿鹿野学園は、平成30年4月二つの校舎(旧鹿野小学校・旧鹿野中学校)を持つ義務教育学校としてスタートしました。そして、さかのぼること2年、新しい学校づくりの話し合いの中で生まれました。地域は智恵・知識・技の宝庫です。自分たちが〈出来る得意なことを、出来るときに、出来るかたちで〉結集し、より頼もしい子どもの育成・よりよい学校づくりひいては一層魅力あるまちづくりを強力に推進していきます。がモットーです。対象は、鹿野学園とこじか園です。

⦿代表 田 中 文 子 ・コーディネーター 2代目 徳 岡 義 広
⦿【学習支援部】【環境整備部】【生活支援部】

●【 鳥の劇場 】
⦿2006年1月、演出家『中島諒人さん』を中心に設立しました。鳥取市鹿野町の廃校になった幼稚園・小学校を劇場施設として手づくりリノベーションし、劇団の運営する劇場として、「創る」「招く」「いっしょにやる」「試みる」「考える」を5本柱で年間プログラムを構成しています。
⦿劇場がただ演劇を愛好する人だけの場ではなく、広く地域の皆さんに必要だと思ってもらえる場となることを目標にしています。
◎活動を紹介します。

●1994年以来毎年〈北京・ソウル・鳥取〉持ち回りで開催している演劇祭です。
●鳥の演劇祭は、2008年から毎年開催している国際演劇祭です。


●タイムスリップツアー出演者・スタッフ募集

●小鳥の学校 出演者募集


●演劇クラブ員 募集
●その他、近くの小中学校・高校での演劇指導や鹿野学園での「表鷲科」での関りなど教育面での活躍も大きい。
⦿ 「もの」(含:場所)
⦿今月は鹿野町にある神社の紹介をします。
●【 加知弥神社 】
⦿勝谷の寺内集落にあり、創建年代は不詳ですが、927年に作られた〈延喜式神名帳〉にのせられています。勝見郷の鎮守として敬われ勝宿(かちしゅく)大明神といわれていました。

●【 鷲峰神社 】
⦿小鷲河地区の鷲峰集落にあります。紀元前210年八千戈神が白尾の大鷲に乗ってこの山に鎮座したことによって、この山を鷲峰山といい、神を鷲峰神と称するようになりました。この神社の狛犬は、“石工・川六”の作として有名です。

●【 城山神社 】
⦿城山の8合目辺りにあり、「妙見大明神」と呼ばれていて、鹿野町民の崇敬社です。隔年ごとの大祭(鹿野祭り)には、神輿や屋台(山車)4台、榊、武者等が町中を練り歩きます。獅子舞は各戸を回る。
⦿「獅子舞」が昭和34年に県無形民俗芸能に、「祭礼行事(鹿野祭り)」が昭和34年に県無形民俗芸能に指定されました。また、本殿の「彫刻」が市保護文化財に指定されています。

●【 住吉神社 】
⦿水谷集落の向かいにあり、住吉大明神と称し航海の神として崇敬されていました。伝説によると、平安時代の歌人「和泉式部」がお産のための神様として知られる住吉大社の近くに移り住み、女児(後の小式部内侍)を出産したといわれています。

●【 末広神社 】
⦿社は法楽寺集落の入り口にあり、古くから末用村・閉野村の氏神として稲荷大明神と称していましたが、1868年稲荷神社と改称し、1872年には村社とされました。創建ははっきりしませんが、1001年ころに疾病がはやり、その鎮静を願い建てられたという記録があります。

●【 茂宇気神社 】
⦿河内の北端警固屋の向かいの山腹にあり、古くから河内村中の氏神として妙見大権現と称して崇敬されていました。当社は、社名「もうけ」を町や商工会、地元の人々の協力で売り出し、全国各地からの参拝者も増えました。

●【 志加奴神社 】
⦿気高町宿の東向こうにあります。延喜式神名帳にのっていて昔から鹿野に鎮座していたことから、志加奴神社と言い勝島大明神ともいわれました。氏子の中には、旧鹿野の東側の集落も含まれます。鹿野祭りで使われる上町の「獅子舞」もこの神社のものです。

●【 愛宕社 】
⦿紺屋町雲龍寺横の愛宕山にあり「愛宕さん」と呼ばれています。現在地でさびれていたのを、雲龍寺住職晃禅が小社を建て、その後参拝者が増えました。愛宕大権現は、鎮火の神として古くから信仰されており、1月と12月の24日の祭礼当日は多くの参拝者が訪れました。鳥取・倉吉からも露天商が集まり、大工町・山根町・上町まで店が並び、大変賑わいました。昭和30年代初めまで続いていました。

●【 金毘羅宮 】
⦿紺屋町・観世音寺裏の獅子舞山にあります。寺伝によると、池田輝澄(石入)が観音寺にあった弘法大師が刻まれたという不動尊立像を金刀比羅宮にまつり、寺の守護神にしました。今は、明治の初め頃、香川県の金刀比羅宮から移されたという不動尊が祀られています。

●【 稲荷社 】
⦿稲荷大明神は五穀を司る倉稲魂命などの尊称で親しく「お稲荷さん」といわれています。城山神社の攝社だった稲荷は、1947年ごろ山を下りて、城山神社の鳥居の左の地に新しく社殿を建立し崇敬者の人々によって維持されています。今では、毎年「鹿野祭り」の当日(本祭り・地祭り)の朝、宮総代・宮議員たちが参拝しています。

●現在は、立て替えて新しくなっています。
⦿ 「こと」(含:団体)
⦿今月は休みます。
子ども達は、「夏休み」に入りましたが、暑い・暑い毎日です。外に出ることもできずに、家の中での生活が続いているようです。たまにB&Gのプールに出かけています。エアコンは、朝から晩まで大活躍です。
水不足は大丈夫でしょうか。暑い暑い夏を乗り切りましょうね。
令和7年7月29日(火)