過去のふるさと散歩はこちら

ふるさと散歩

 鳥取市鹿野地区内の何気ない日常の風景や出来事をアップしています。また、旅先での様子も出ています。1か月分の表示をしているのでご覧ください。こんな鹿野地区ですが、たくさんの方のご訪問をお待ちしています。

1月のふるさと散歩

〇1月30日(火) 「城山神社祭礼行事」(鹿野祭)が6年ぶりに開催されます。

鳥取県の無形民俗文化財に登録されている「鹿野祭」ですが、正式には【城山神社祭礼行事】と呼ばれています。その実施を決定する「総集会」が、1月28日(日)に開催され、今年は「本祭り」となりました。
期日は、《宵祭り 4月13日(土) 本祭り 14日(日)》です。
ここで、鹿野まつりを紹介します。

○宵祭り
〇午後6時、加冶町の「榊」を筆頭に、7町内が城山神社に集結します。神事を行った後、上町の「獅子舞」が奉納され、その後、殿町の「神輿」に御神体が入れられて終了です。そして、高張提灯・榊・獅子舞と猩々・神輿が下山します。その足元を照らすように神社から麓の二の丸まで、およそ180mを約100個の提灯が張られた綱につながれて流れて静かに降りてきます。この様子はとても幻想的です。


〇登山、上町の高張提灯と獅子・猩々

 
〇本殿と城山神社


が「高張提灯」見えますか。
その後町内を一周し、「御旅所」に到着します。


○本祭り
〇とも揃い 午前11時30分 ・7町内が、今年の出発地点の「大工町」に集まります。
〇出発 午前12時 ・神輿の前でお祓いを受け、榊を先頭に行列が出発します。

〇行列の順に沿って、各町を紹介します。
①加冶町…「榊」を担ぎ、太鼓と笛の音色に合わせて、家々を回ります。


②大工町…屋台は「玄武(げんぶ)」をシンボルとしています。


③紺屋町…鎧姿が勇ましい幟差し(のぼりさし)が見ものです。右手に竹筒を持った鎧武者が、ゆっくりと道を進みます。


④山根町…屋台は「朱雀(すざく)」をシンボルとしています。この屋台には、弓・鉄砲隊の衣装をまとい、帽子をかぶった子ども「警護(けいご)」が乗っています。


⑤下町…屋台は「二転門(にてんもん)」をシンボルとしています。屋台には、着物姿に化粧をした子ども「随神(ずいじん)」「鷹匠(たかじょう)」が乗り込んでいます。


⑥上町・下町…屋台は「青龍(せいりゅう)」をシンボルとしています。笛と太鼓の音色に合わせて舞う「猩々・獅子」が見ものです。獅子は、家々をまわりながら、その家に幸福が訪れるよう家の玄関先で舞い、最後は家の玄関の中に身体を入れて幸福を招き入れます。屋台の屋根には、「女若(にわか)」と呼ばれる化粧姿の若者が乗り、屋台の進行を仕切ります。


⑦殿町…宵祭りの夜、城山神社で御神体を御神輿に迎え入れ下山。祭りを告げるかのように町を練り歩きながら、御神体が一夜を明かす御旅所(おたびしょ・今年は大工町)をめざします。本祭りは、屋台や幟差しなどに守られながら行列の最後方を進み、上町の獅子舞が奉納される御神事場をめざします。


〇御神事場 午後8時ごろ ・今年は、紺屋町です。神事を行い、上町の獅子と猩々が舞い、最後に殿町の御神輿に奉納します。

〇目録の奉読 午後10時ごろ ・行列は殿町に移動し、太平石にあがった《年行司役面》が《登山御供目録》を読み上げ、各町が順番に城山神社に向かいます。




〇その後城山神社に上り、神輿の「御神体」を本殿戻し、下山します。

〇下山するのは、以前は次の日の朝になっていたそうですが、進行を速めて、最近はその日のうちに終わります。

※写真はすべて以前のものです。


〇1月19日(金) 令和5年度「亀井さん検定」が実施されます。

鹿野では、今なお「亀井さん、亀井さん」と呼び親しまれている「亀井これのり」。
夏泊の海女漁、新田開発、日光池の干拓、大井手用水路の整備、また今でいう「敬老会」の実施など、数々の業績を残しました。鹿野にとって大切な人であります。その殿様「亀井これのり」の業績や逸話を元に、検定問題を作成しました。【初級】【中級】【上級】があります。

令和5年度の《亀井さん検定》を下記の通り実施します。

 
※上の画面をクリックすると大きく表示されます。
※申し込みは、上記「QRコード」を読み取りしてください。

〇日 時 3月3日(日) 午前9時30分~
〇会 場 鹿野町総合福祉センター
〇受験資格 どなたでも、どの級からでも受検できます。
〇受検料 500円(当日支払い)
〇結 果 当日採点
〇景 品 合格者には認定証、粗品進呈
〇持ち物 ・受検票 ・受検料 500円 ・筆記用具
〇当日の日程
●受付開始 午前9時
●試験開始 午前9時30分
●試験終了 午前11時


〇1月15日(月) 集落のみんなと「とんどさん」をしました。

 鹿野町上町で、集落の人たちが「とんどさん」をしました。最近は、家にお飾りをしなくなったり、飾っても「可燃物」として出したりして、参加される方がだんだんと減ってきています。また、燃やすということが「消防署」に連絡しないといけなくなり、だんだんと実施自体が難しくなっています。

 この《とんどさん》とは、1月14日15日……いわゆる「小正月」の頃、全国的に「とんど」というお焚き上げの行事が行われます。
竹を大きく組み、正月に使った門松やしめ縄、そして古いお札、書き初めなどを置いて火をつけます。お正月に迎えた神様をお送りする意味もあり、家内安全一年の無事祈る祭事でもあるそうです。
今年「とんどさん」をしながら話題になったのが、その呼び名です。そこで調べてみると○「どんど」…関東、東北、岡山の一部、四国
○「どんど焼き」…関東、東京、東北、北海道
○「どんと」「どんと祭」…宮城県
○「さいと焼き」…神奈川県の一部
○「さいの神」「歳の神」…東北  などでした。
他にも、いろいろありました。


〇1月5日(金) 今年も「初詣」に行ってきました。

 私事ながら、1月1日(月)に朝起きて、「全日本実業団対抗駅伝競走大会」を視聴した後、我が家恒例の氏神様《志加奴神社》への初詣に行きました。

我が家を歩いて出発です。

鹿野町上町から気高町下宿まで、片道約4000歩の道のりを、ひたすら歩いていきました。途中で少し雨が降るあいにくの天気でしたが、なんとか歩いていきました。出発して約8分、両町の堺「であいばし」に来ました。さらに進んで下宿の集落を抜けて、神社のふもとにたどり着きました。
   


随身門の両側には、随身様がおられます。

最後の階段を上ると、神社到着です。
 
家内安全・公民館活動の達成をお祈りし、帰路につきました。

帰りに「出会い橋」に到着し、鹿野の町が見えた時にはホッとしました。


ここでクイズです。鹿野と宿の境に架かる橋の《であいばし》《出会い橋》の違いは何でしょうか。

徒歩で8000歩、90分の道のりを歩いた「初詣」を終え、家のソファーでゆっくりくつろいでいる時に、グラグラと来ました。能登半島の地震です。