叶新町

 叶新町は美保南地区17番目の町内会として平成15年4月1日より町内会が設立されました。この周辺は鳥取市市街地近郊地として、日々発展しつつ注目されていた地であり、旧イナバ自動車学校の移転に伴い53号線沿いには郊外型の店舗が立ち並び、活気ある街へと変わってきました。叶新町はその東側に位置します。
 この地は平成8年、叶ニュータウンとして分譲が始まり、平成10年ごろから次々と住宅が建ち始めたものの、市報の配布もなく、ゴミの収集場所はありましたが分別かごもない状態でありました。
 そこで、平成12年11月、11軒にて初会合を持ち、市報配布の受け持ち、ゴミかごの設置、連絡網を作成することなどからスタートしましたが、11軒での町内会設立は無理と判断し、困ったこと、気付いたことなどを相談しあい、親睦を深めることを皆が確認しました。また、町内の南北の道路が繋がるということや、子ども会設立の強い要望があったことなどから、準備委員会を立ち上げる運びとなり、南側と北側の親の話し合いが何度がもたれました。
 平成15年2月、町内会設立の会合を開催する案内を31軒に出したところ、ほぼ全家庭が出席して会合がもたれ、町内会を立ち上げることについて全員の了解・賛成を得ることができ、町内会発足準備委員会を立ち上げ、町内会設立のための準備一時金として一世帯あたり500円を徴収しました。その後、準備委員会において新名称「叶新町町内会」(仮)が決まり、町内会総会を開くことが決定されました。
 平成15年3月、町内会設立総会が開催され、平成15年4月1日からの「叶新町町内会」の設立が正式に決まりました。
 叶新町町内会設立から4年目にしてようやく町内会らしくなってきたと思います。新しい住宅地であり若い世代が多いものの、年齢を問わず皆仲良しで、決まったことは守られ、心配された交通事故も無く、大変喜んでおります。

(美保南地区・美保南地区公民館 発足20周年記念誌 美保南のあゆみ より)