地区誕生の背景
鳥取市郊外は、もともと広々として田畑に囲まれた農村地帯でしたが、昭和50年代の高度経済成長に伴い地方経済も活発化し、また急速な人口増加に伴いその区域も年々拡大し、現在の市街地が形成されてきました。
新袋川を隔て市の中心部から離れていた美保地区も、広々とした田畑が同様に商業地や宅地に様変わりし、昭和60年代には37町区、3,681世帯(現美保地区22町区2,494世帯、現美保南地区15町区1,187世帯)と居住人口も大幅に増加し、併せて国道や下水道などインフラの整備により企業や店舗が進出し、賑わいのある街へと発展してきました。宅地化の進行は美保小学校にも大きく影響し、昭和60年ごろには児童数1,200名を超え、学級数も31学級と県下一のマンモス校となり、校庭に応急のプレハブ校舎を増築するまでに至り、分離独立校の建設が喫緊の課題として提起されてきました。爾来、幾多の変遷を得て昭和60年5月大路川を境に分離して「美保南校区」の設置が市校区審議会より答申され、現在地に12学級の美保南小学校の建築が決定されました。
以後、新美保南校区新設の決定と合わせて、新たな美保南地区自治会の組織化と地域活動の拠点施設である「地区公民館」の開設等分離後の取り扱いについて協議が重ねられ、昭和62年4月の美保南小学校の開校と機を同じくして、新生「美保南地区」と「美保南地区公民館」が誕生しました。
年表でみる美保南
昭和62年4月 | 美保南地区区長会発足(15町内会) 美保南小学校開校 美保南地区公民館(仮設)の開設 |
平成3年11月 | 美保南小学校グラウンド夜間照明施設完成 |
平成4年3月 | 美保南地区公民館竣工 |
平成5年3月 | 美保南音頭・振付完成 |
平成7年3月 | 国道29号津ノ井バイパス市立病院前道路完成 |
平成7年5月 | 美保南体育館完成 鳥取市立病院開設 |
平成8年4月 | 美保南運動広場完成 国道29号津ノ井バイパス・国道53号〜県道八坂鳥取停車場線間開通 |
平成9年4月 | 美保南地区・地区公民館発足10周年記念式典・祝賀会開催 |
平成13年4月 | 新的場町内会区長会加入 |
平成15年4月 | 叶新町町内会区長会加入 |
平成15年11月 | 鳥取市環境推進員モデル地区指定 |
平成16年12月 | 鳥取警察署叶駐在所業務開始 |
平成17年4月 | 国道53号(吉成交差点〜上叶バス停)4車線化完成 |
平成18年12月 | 美保南地区・地区公民館発足20周年記念式典・祝賀会開催 |
平成20年7月 | 叶南町町内会区長会加入 宮長南町内会区長会加入 |
平成20年12月 | 美保南まちづくり協議会設立 |
平成21年6月 | 美保南小学校校舎増築 |
平成21年7月 | 国道53号吉成交差点立体交差区間開通 |
平成22年1月 | 宮長井原町内会と吉成大膳町内会が合併し大膳井原町内会へ |
平成25年4月 | 宮長東町内会区長会加入 |
平成25年9月 | 大路川増水により避難勧告の発令 |
平成28年10月 | 「同時におにぎりを作った最多人数」のギネス世界記録更新<1436人> |
平成28年12月 | 美保南地区・地区公民館発足30周年記念式典・祝賀会開催 |