大膳井原

 平成22年1月1日より、宮長井原町内会と吉成大膳町内会が合併し、大膳井原町内会となりました。

宮長井原

 宮長井原町内会は、南に国道29号バイパス、西に国道53号線沿いに位置し、昭和45年頃から造成され、現在の世帯数18戸、人口約49名で、2班編成の美保南地区で一番少ない一番小さな町内会であります。
 また、町内には由緒ある歴史もなく、集会所や公園といった公共の施設もありません。そのため町内の総会、各種の会合には地区の公民館、民家を借りて行っているのが現状です。
 そんな宮長井原町内会にも設立当時の住民の年齢も若く町内のレクリエーションで山へ行ったり、バーベキューをしたり、さわやか運動会などの行事にも積極的に参加していました。しかし、時代の流れとはいえ少人口と、高齢化が進み当時のレクリエーション、納涼祭などの行事もいつのまにか遠のき、地区の運動会に至っては、出場出来ない状況が続き、隣接の町内会との共同参加してはとの話もありましたが、それでも無理のようでした。
 さらに高齢化が進み地区との行事も困難になるのではと心配です。これから先、地域ぐるみの役割も大きくなってきます。地域活動の重要性を考え、住民のみなさんが気軽に参加できる行事を計画実施していく必要があると考えています。

(美保南地区・美保南地区公民館 発足20周年記念誌 美保南のあゆみ より)

吉成大膳

 吉成大膳には、町内の一角に、「叶の大曲跡」の石碑があります。鳥取藩主、池田光仲公が城との最後の別れの時、街道を作り変えられたといわれる、歴史的な場所です。
 町内設立の時は、町内会の名称を決めるのに住所が宮長と吉成があり困って、地名が字畑田と字大膳になっており「吉成大膳」と決めて町内会が誕生いたしました。
 美保南小学校も近く、地区で一番大きな公園(吉成大膳・上吉成町内会と共有)もあり、天気の良い日には子どもたちが遊ぶ姿が、楽しい声と共に見ることができます。また近隣にはスーパーマーケットがあるので、生活には大変便利な場所であります。
 現在、世帯数が30世帯という小さな町内ではありますが、毎年役員を全家庭で協力しあっているため、話も早く決まりアットホームで良い町内会です。

(美保南地区・美保南地区公民館 発足20周年記念誌 美保南のあゆみ より)