落語独演会を開催
  ―心豊かなむらづくりをめざして
       上光 常村順一

 三年前に《上光楽しむ会》が発足しました。この会は、新しくなった上光コミュニティーセンターを中心に一流の文化に接する機会をつくり、「文化の香り豊かな、住みよいむらづくり」につなげて行こうとしております。
 三年連続、今年も十月十五日(土)に、目下東京を中心に活躍中の真打落語家柳家さん喬師匠を招いて、独演会を開催しました。
 子供達も交えて、百名近い観客で会場は埋まり、笑いがいっぱいの楽しい一夜をすごしました。
 柳家さん曰く、「上光のような小規模の村で、このような場が持たれるのは、全国でも数少ない」「日本の古典文化の一つである「落語」を家族や村の人達とともに見聞きするということは、子供達にとっても、すばらしいことだ」とのことでした。
 年一回の取り組みですが、打ち合わせ会議にはじまり、計画準備、当日の会場設営、師匠を囲んでの懇親会、後片付けに反省会と、すべて終了するまでには数日間を費やしました。
 懇親会の料理は、上光で採れた米や野菜を中心とした手造りのもの、真っ青な孟宗竹を使って、会員の手できれいに仕上げられた、サシミ皿には、刺身の数々が盛り付けられ、モミジの葉をあしらい料理屋さんにも劣らない一品が出来上がりました。又、会場の正面には、大壺に、柿の枝、山から取りたての実もたわわなアケビ、コスモスの花がバランス良く生けられました。
 これには柳家さん喬さんも季節を肌で感じると大満足でした。
 会場外では、明かりとりとムード盛り上げにと、篝火が数台焚かれ雨上がりの来客の足元を照らしました。
 時が移り、形が変わっても、上光にあるこのエネルギーがいつまでも燃えつづけることを願っております。
                                                   平成17年
 宝木地区公民館主催の出前公民館が7月30日(土)13時30分より、約1時間の予定で開催されました。
 成功するかどうかは多数の参加があるかどうかにかかっていると思い、午前に上光で実施された男の料理教室のメンバーに残っていただき、さらに、女性も加わり約20名の人に集まってもらいました。 血圧の数値に驚き長時間、相談をする人。体脂肪測定の数値が良いのか悪いのか分からず、右往左往する人。2名の看護師から離れず、今後の健康生活の設計を考える人。そうした検査状況をニヤニヤしながら見ているだけの人。様々でした。1時間の予定は10分延長しましたが、12時50分から測定に入ったことが効果的でした。公民館が用意した問診票は全部ゼロとのこと。
人集めに頑張った上光のパワーを感じていただけたと思いました。