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U 新たな出発

1 新しい組織へ

 鳥取市では、平成20年度から市民と行政による「協働のまちづくり」を進め、地域の問題や課題を解決するために、地区公民館単位で「まちづくり協議会」を設立することとなりました。
 福部町では、これに合わせて規約や運動の重点目標を見直して、新たな組織とすることとしました。
 平成20年11月26日に総会を開催して、新しい規約と運動の重点目標を定めました。

2 新しい重点目標の設定
 新しい、運動の重点目標は、従来の目標で現実にそぐわないものや、必要になった新たな課題などを盛り込んで、次のような目標としました。

(1)生き生きとした地域を創造する運動
 生き生きとした地域を創造するには、地域の人々によるむらづくりの計画の樹立やその実践を積極的に進めることが必要である。
 そのため、地域社会で活動の中核となる自治会及び自治公民館の充実や地域間相互の連携を図り、各種団体の活動等も支援しながら地域づくりを推進する。

(2)美しい生活環境を創造する運動
 地域の人々が生き生きと生活するためには、花と緑のある美しい生活環境が欠かせない。
 美しい地域を造るため、花づくり運動、地域内の清掃、河川の清掃などを通して美しい環境づくりを進める。
 また、美しい環境造りを阻害している要因としてごみ問題に起因する不法投棄の問題がある。
 この問題は、行政や警察の努力はもちろんであるが、町民挙げて監視の目を養い、不法投棄をさせない環境づくりに努める。

(3)青少年の健全な発達を促進する運動
 青少年の問題行動が日常的になっている今日、青少年問題の重要性を改めて確認し、家庭・地域・学校が連携を深め健全育成運動を進める。
 特に、地域や公民館行事への積極的な参加を促し、地域社会とのつながりを深めることが健全育成にとって重要である。
 こうした中から、社会全体で役割や機能を確かめ合いながら、地域の教育力を高めていくような運動を推進する。

(4)高齢者の社会参加を進める運動
 高齢者の健康維持・増進を図るとともに、高齢者のもつ経験、能力を生かして、高齢社会で自らの生き甲斐や存在感をもてるような地域づくりを進めなければならない。
 推進にあたっては、高齢者の自主性を尊重しながら、青少年等との世代間の理解や交流を深めるとともに、地域活動への積極的な参加を促し、地域を担う一員であるとの意識を高めるよう取り組みを進める。

(5)資源を大切にし循環型社会を創造する運動
 我が国は資源に乏しい国でありながら、大量生産・大量消費の社会構造の中で多くの資源を無駄に遣い、地球環境に少なからぬ影響を与えてきた。
 資源の有限性や環境汚染防止の観点から、可能な限りの再利用や使い回しを実現し、循環型社会構築の運動を強化する必要がある。
 また、地球温暖化にも配慮し、冷暖房を適度な温度にする等省エネルギー意識も高める運動を進める。

(6)安心・安全のまちづくりを進める運動
 子供が被害を受ける事件・事故が多発する今日、地域が一体となって見守る運動がさらに重要となっている。大人が率先して声をかけ、登下校時の見守り活動などを展開し、町民が安心して生活できる環境をつくる運動を進める。
 また、台風や地震等の災害に備えて、一人暮らしの高齢者や移動手段を持たない高齢者世帯などを把握し、確実な避難誘導を可能にするため、地域を挙げて安全確保の体制づくりを進める。

(7)地域の伝統文化・行事を継承する運動
 先人たちが残した地域に伝わる文化や行事はそれぞれ特色をもって今日まで伝承されている。春・秋の祭礼や、お盆や彼岸にまつわる行事など多くの行事が存在しており、これを後世に伝えていくことは現在に生きる私たちの責務であると考える。
 町内に存在する伝統行事・文化を把握し、長く伝承されるよう運動を進める。

(8)ふれあいを大切にする地域を創造する運動
 地域内の人間関係が希薄になりつつある今日、挨拶を交わしあい、時間を厳守し、公の物を大切にして公共ルールやマナーを守るなど、一人一人が豊かに暮らせるふれあいを大切にする地域づくりを進める。

3 地域コミュニティ計画の取組
  地域コミュニティ計画は、福部町が取り組んできた「むらづくり運動」をさらに発展、充実させるため、運動の具体的目標を定めようとするもので、次のような方針を定めて取り組みました。
 (1)計画は、むらづくり運動の重点目標を具体化するための方策を定めるものとする。
 (2)作業を効率的にあ進めるため、部会を設けて担当する重点目標について検討する。
 (3)部会の協議内容は、適宜、部長会を開いて調整を図る。
 (4)設置する部会と担当する重点目標は、次のとおりとする。
   1、地域学習部会
    ・生き生きとした地域を創造する運動
    ・高齢者の社会参加を進める運動
    ・地域の伝統文化・行事を継承する運動
    ・ふれあいを大切にする地域を創造する運動
   2、環境整備部会
    ・美しい生活環境を創造する運動
    ・資源を大切にし循環型社会を創造する運動
   3、安全・安心部会
    ・青少年の健全な発達を促進する運動
    ・安全・安心のむらづくりを進める運動
  計画の作成にあたって、福部町むらづくり運動推進協議会の理事及び委員の中から、各部が担当する重点目標への関わりや、所属団体などを考慮してお願いした委員で構成する部会を設置しました。
  部会は、7月末日に開催した合同部会以降、9月から11月までおおむね月1回開催して素案を作成しました。
  各部会での協議を踏まえて、それぞれの協議事項で関連する部分の調整を正副部長会で行い、2月と3月の理事会を経て原案とし、4月に開催された総会において議決されました。